名称星座名レチクル
略号Ret
学名Reticulum
所有格Reticuli
英語名the Reticle
設定者ラカイユ
概略位置赤径3h50m
赤緯-63°
面積114
季節南天
南中1月中旬
星数1等0
2等0
3等1
4等3
5等6
6等13
変光星48
データ出典:
 星座名・概略位置・星数:天文年鑑2020
 名称(星座名を除く):IAU Webサイト

レチクル座

ラカイユの最先端機器星座のひとつ。天体望遠鏡の視野の、天体の位置を測定するための十字のこと。

ラカイユは、南半球の星の位置を観測するために、南アフリカのケープタウンに1751年から数年間滞在しました。南天の星の位置測定に使った望遠鏡の焦点に、この星座のようなひし形の網を置き、精密な観測を行ったのです。それを記念して星座にしたといわれます。

ラカイユの観測果は、1756年に星表と星図として発表されますが、そこに、ラカイユの作った14の星座、当時の最先端機器の星座たちも掲載されていました。ラカイユの作った星座は、現在もすべて使われています。

南天の星座ですから、日本からはほとんど見ることができません。エリダヌス座アケルナルと、りゅうこつ座カノープスの間の、明るい星のない空に、4等星くらいの星が縦長のひし形として並んでいます。

恒星データ

Hipparcos
番号
バイ
エル
符号
赤径赤緯固有名
カタログ名
意味アルマゲスト名実視
等級
絶対
等級
スペク
トル
距離
(光年)
19780α
RET
4h14.4m-62゚28.4'   3.33-0.17G7III163
17440β
RET
3h44.2m-64゚48.4'   3.841.41K0IVSB99.7
18744γ
RET
4h 0.9m-62゚ 9.6'   4.48-1.41M4III490
18597δ
RET
3h58.7m-61゚24.0'   4.56-1.50M2III530
19921ε
RET
4h16.5m-59゚18.1'   4.443.14K2IV59.4
15330ζ
RET
3h17.7m-62゚34.6'   5.535.11G2V39.5

データ出典:
バイエル符号・等級・スペクトル・距離:Hipparcos星表 絶対等級:独自計算 固有名・意味:星座の神話、IAU アルマゲスト名:アルマゲスト