パルディ天球図より、こと座 Ignace Gaston Pardies, Wikimedia Commons

いるか座

都会の空では見つけるのは難しい星座のひとつですが、夏の大三角の東のひし形の星並びは、結構目立ちます

いるか星図

いるか座

名称星座名いるか
略号Del
学名Delphinus
所有格Delphini
英語名the Dolphin
設定者プトレマイオス
概略位置赤径20h40m
赤緯12°
面積189
季節
南中9月下旬
星数1等0
2等0
3等0
4等5
5等7
6等32
変光星315
データ出典:
 星座名・概略位置・星数:天文年鑑2020
 名称(星座名を除く):IAU Webサイト

天の川から少し離れていることもあり、意外と見つけやすい星座、これがいるか座。すぐ近くには、や座もあります。

4等星以下の暗い星ばかりの小星座ですので、あとから作られたものかと思えばそんなことはなく、古代ギリシャ時代からの由緒正しいもの。神話では、アリオンを助けたいるかとして有名です。ただ、ヨーロッパの人はいるかを見たことがなかったのでしょうか、古星図の星座絵は、どう見てもいるかには見えない、どちらかというと、タツノオトシゴのような不思議なものが描かれていることが多く、その違いを見るのも楽しいものです。

日本では、「ひしぼし」と呼んでいる地方があるそうですが、そのひし形から、機織に使う「梭」を連想した伝説が熊本付近にあったといいます。仲がいい七夕の二人ですが、時にはけんかもし、織姫が彦星に投げた梭がここまで飛んできたそう。なんともほほえましい伝説です。

いるか座のα、βには、スアロキンとロタネヴという固有名がついていますが、これは実在の人物の名前といわれます。小惑星第1号のケレスを発見したピアッツィの弟子のニコロ・カッチァトーレという人物の姓と名を、ラテン語表記にしたあと前後をさかさまにつづったもの。シチリア島のパレルモ天文台の後継者だそうですが、この方の業績は、名前のほかにはあまり残っていないようです。

恒星データ

Hipparcos
番号
バイ
エル
符号
赤径赤緯固有名
カタログ名
意味アルマゲスト名実視
等級
絶対
等級
スペクトル距離
(光年)
101958α DEL20h39.6m15°55’スワロキンニコロ・カッチァトーレ西辺の北星3.77-0.57B9V241
101769β DEL20h37.5m14°36’ロタネブニコロ・カッチァトーレ菱形の西辺にある星の南星3.641.26F5IV97.3
102531γ DEL20h46.6m16°07’  東辺の北星5.152.65A2Ia+...103
102281δ DEL20h43.5m15°04’  菱形の東辺の南星4.430.45A7IIIp d Del203
101421ε DEL20h33.2m11°18’アルドゥルフィンイルカの尾尾にある3星の西星4.03-1.18B6III359
データ出典: バイエル符号・等級・スペクトル・距離 Hipparcos 星表  絶対等級・独自計算  固有名・意味 星座の神話  アルマゲスト名 アルマゲスト
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