名称星座名ほうおう
略号Phe
学名Phoenix
所有格Phoenicis
英語名the Phoenix
設定者ケイザー/ハウトマン
概略位置赤径1h0m
赤緯-48°
面積469
季節
南中12月上旬
星数1等0
2等1
3等2
4等6
5等16
6等48
変光星136
データ出典:
 星座名・概略位置・星数:天文年鑑2020
 名称(星座名を除く):IAU Webサイト

ほうおう座

南天の鳥の星座のひとつ。不死鳥の星座。

バイエル(バイヤー)の星図で紹介された、南天星座のひとつです。秋の南の空、つる座の東、きょしちょう座の北、インディアン座を超えるとくじゃく座もある、鳥園のような場所にあります。とは言うものの、ほかの鳥はみな実在しますが、鳳凰は想像上の動物、火の中に飛び込んで生まれ変わる火の鳥のことです。おめでたい鳥ですね。

おめでたい鳥の星座、日本からは南に低くてなかなか見ることができません。これが見えれば幸せになれるのかもしれませんが、目印は2等星のα・ザウラク。ペガスス座の四角形の東の辺をそのまま南に伸ばして、くじら座ディフダを見つけたら、さらにそのまま伸ばしていくと見つけることができます。西の辺を南に伸ばしてみなみのうお座フォーマルハウトを見つけ、さらに伸ばしてつる座のふたつの星を見つけるのとやり方は一緒です。

北緯35度付近では、つる座のふたつ星よりも5度ほど高い12度程度まで昇りますが、明るさが2.4等級とぎりぎりの2等星なので、南の空が暗い場所で空が澄んだ夜でないと見つけるのは難しそうです。

α・ザウラクが鳳凰の頭。εと、β-γ-ψが翼、ζが足の星。ζは、沖縄や小笠原まで行かないと見ることはできないでしょう。

恒星データ

Hipparcos
番号
バイ
エル
符号
赤径赤緯固有名
カタログ名
意味アルマゲスト名実視
等級
絶対
等級
スペク
トル
距離
(光年)
2081α
PHE
0h26.3m-42゚18.3'ナイルアルザウラク船の明るい星 2.40.52K0III...77.4
5165β
PHE
1h 6.1m-46゚43.1'   3.32-0.60G8IIIvar198
6867γ
PHE
1h28.4m-43゚19.1'   3.41-0.87K5II-III234
7083δ
PHE
1h31.2m-49゚ 4.4'   3.930.66K0III-IV147
765ε
PHE
0h 9.4m-45゚44.8'   3.880.71K0III140
5348ζ
PHE
1h 8.4m-55゚14.7' オーストラリア先住民Wardaman族が用いた名 3.94-0.73B6V+B0V280
8882φ
PHE
1h54.4m-42゚29.8'   5.120.24A3V309

データ出典:
バイエル符号・等級・スペクトル・距離:Hipparcos星表 絶対等級:独自計算 固有名・意味:星座の神話、IAU アルマゲスト名:アルマゲスト