パルディ天球図より、こと座 Ignace Gaston Pardies, Wikimedia Commons

100万年前

第一次輝星時代の終焉直前いて座アスケラうさぎ座ゼータの接近も終わり、少しずつ暗くなってきました。

南天ではカノープスみなみじゅうじ座のアルファ、ベータなど、今も明るい星たちが代わらずに輝いています。

逆に、今と比べて寂しいのは『冬』の空。オリオンの紅白2星はありますが、ほかの1等星たちは、まだそろっていません。

100万年前 『春』

100万年前 『春』
 星座線は現在のもの。星たちがどの辺りにあったのか、の、比較のためです

100万年前 『春』

うさぎ座ゼータが明るい(-1.7等級) この時代、最輝星。

天頂にはみなみじゅうじ座ガンマ・ガクルックス、うみへび座ゼータ、ヒッパルコス番号26885の2等星で作る三角形が見える。

将来の春の大三角 スピカレグルスも、ヒッパルコス番号50070とで三角形を作っている。

100万年前 『夏』

100万年前 『夏』
星座線は現在もの。星たちがどの辺りにあったのか、の、比較のためです

100万年前 『夏』

北の空のオレンジ色の1等星は、こぐま座ベータ・コカブ(0.9等級) その北には、今と明るさはほとんど変わらない、こぐま座アルファ・ポラリス(2.3等級)、現在の北極星。

はくちょう座アルファ・デネブ(1.3等級)は、位置も明るさもほとんど変化せず、同じ場所で輝いている。

南の空には、アルデバラン(2.4等級)、カペラ(2.1等級)、フォーマルハウト(2.4等級)など、将来の1等星たちと、さそり座アルファ・アンタレス(1.1等級)が輝いている。

南東の空には、いて座ゼータ・アスケラ(-1.0等級)も昇ってきた。

100万年前 『秋』

100万年前 『秋』
星座線は現在のもの。星たちがどの辺りにあったのか、の、比較のためです

100万年前 『秋』

現在、みなみのうお座のフォーマルハウトがある辺りに、エリダヌス座アルファ・アケルナル(-0.2等級)が5倍以上の明るさ。

ケフェウス座カシオペヤ座付近には、オリオン座ミュー(0.6等級)を中心に、周囲を10個の2等星が飾り、北の空とは思えないにぎやかさを演出している。

少し離れてとびうお座ゼータ(1.1等級) 食変光星アルゴル(1.8等級)は現在よりも太陽系に近く、若干明るく見えている。

100万年前 『冬』

100万年前 『冬』
星座線は現在のもの。星たちがどの辺りにあったのか、の、比較のためです

100万年前 『冬』

太陽背点に近いオリオン座、おおいぬ座のあたりに、明るい星が集まっている。

オリオン座の1等星、右肩のベテルギウス(0.1等級) 左足のリゲル(0.0等級)に加え、 左肩のベラトリックス(1.0等級)も1等星となっていて、ベルトの三ツ星や右足の星も、現在の面影がある。おおいぬの足としっぽの星たち、ミルザム(1.4等級) アルドラ(2.4等級) ウェズン(1.7等級) アダラ(1.0等級)も、位置を現在とほとんど変えていない。

オリオンの東には、この頃太陽系に近づいていたヒッパルコス番号25240(0.6等級)が見える。

100万年前 『南天』

100万年前 『南天』
 星座線は現在のもの。星たちがどの辺りにあったのか、の、比較のためです

100万年前 『南天』

りゅうこつ座アルファ・カノープス(-1.1等級)は100万年前でも変わらずに明るい。

ケンタウルス座のあたりには、明るい星が集まっている。ケンタウルス座ベータ・ハダル(0.6等級)、みなみじゅうじ座アルファ・アクルックス(0.5等級)、ベータ・ベクルックス(1.0等級)、ヒッパルコス番号87261(1.3等級)の4つの1等星と、 その周りに7個ほど2等星があり、現在のオリオン座あたりのようなにぎやかさだ。

1等星

 位置(J2000)  位置(J2000)
順位名前明るさ距離
(光年)
赤径赤緯 順位名前明るさ距離
(光年)
赤径赤緯
1ζLEP-1.74 6.1 9h29.2m– 4°41′ 12アダラ 0.98 340 6h54.4m-29°46′
2カノープス-1.11 250 5h27.2m-60°16′ 13ベクルックス 0.99 31014h30.9m-52°40′
3アスケラ-1.01 1720h44.2m-32°55′ 14スピカ 1.02 27014h11.8m– 2°15′
4アケルナル-0.21 11022h49.0m-30°24′ 15ベラトリックス 1.03 180 5h38.3m+11°14′
5リゲル 0.01 710 5h12.3m– 8° 2′ 16ζVOL 1.06 3623h 6.7m+38°50′
6ベテルギウス 0.07 360 5h18.8m+ 3°44′ 17アンタレス 1.12 62016h41.1m-20° 6′
7アクルックス 0.53 29013h48.4m-56°45′ 18デネブ 1.26320020h39.0m+44°51′
8μORI 0.56 3022h58.9m+68°25′ 19αTUC 1.33 98 1h32.4m-19°32′
9ハダル 0.58 52015h 7.1m-52° 7′ 20Hip87261 1.34 5414h46.8m-48°12′
10Hip25240 0.60 15 6h45.9m– 4°11′ 21ミルザム 1.43 390 6h27.9m-17°47′
11コカブ 0.88 7317h19.2m+63°22′ 22αRET 1.43 6820h41.3m-58°14′

太陽系に近い恒星ベストテン

 位置(J2000)
順位名前明るさ距離
(光年)
赤径赤緯
1ζLEP-1.74 6.1 9h29.2m– 4°41′
2Hip100111 6.34 7.5 5h28.3m-38° 6′
3Hip7599 2.62 15 6h51.0m-49°46′
4Hip25240 0.60 15 6h45.9m– 4°11′
5Hip80337 3.11 1510h 8.7m– 0°20′
6Hip87316 2.32 1720h35.3m+ 1°45′
7アスケラ-1.01 1720h44.2m-32°55′
8Hip116250 1.95 1718h44.2m-61°43′
9Hip15799 4.53 1921h30.5m-54° 6′
10Hip23287 2.41 2022h13.4m+68°50′
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